疲れと歓びと。

夏の暑さや、9月10月の連休続きなどの皺寄せですかね。
この季節、これまでの疲れがどっと出るものなのでしょうか。

昨年もちょうどこの時期に、疲れ切ったフミノさんが唐突に「海を見たい」と言い出して、
富山の海へと浄化されに出かけたりしました。



今年も先日、開店準備をしていたフミノさんが

「私、もうダメかも」と呟きました。

僕も、「そうだよね」としか返せませんでした。


それくらい2人共に心身共に、疲れきっていたという訳です。



でも、そんな時に、カフェの神様は祝福をくださったりする訳で、、


・・その朝、店内にはひとりきり、静かにコーヒーと読書を楽しんでいらっしゃるお客様がいて、

・・そこへ、何かの宣告のように、朝陽が窓から射し込んで来て、お客様の横顔と、開いた本の頁を浮かび上がらせて、

・・折良く、その空間とそのお客様の為だけに創られたようなバックグラウンドミュージックが優しく響いて、

・・その音楽の一部のように、静かに湯の沸く音が寄り添っていて、

それはまるで大好きな映画のワンシーンを思い起こさせるような、はっとするような美しく感動的な瞬間で、、


嗚呼と思って傍を見遣ると、

以心伝心。

フミノさんは得心したような表情で、

『これだから、やめられないよね』と、

穏やかに呟いたのでした。



こんな小さな奇跡が、この小さなお店を作ってくれています。


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